今週はいよいよ残り3週間なので残っている手つかずの過去問2つのうち1つの平成26年度を平日に終わらせて、その中からまた勉強をしようと思っています。朝勉の時間に試験Ⅰを午後に試験Ⅱをしました。
- 平成26年度 過去問模擬テスト試験Ⅰの結果
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題1(1) 音声記号
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題1(3) 並列表現における品詞
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題1(14) 「〜によって」の用法
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題3-A 動詞+ない と 形容詞+ない の言語的役割
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題3-C (12) 結束性、文脈化
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題3-C (15) 発話内の言語的要素ではなく、推論によるもの
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題3-D (18) ナ形容詞には格助詞を伴った形でも用いることが可能なもの
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題3-D (19) 補助形容詞
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題3-D (20) 辞書形のままでも異なる品詞の用法を持つイ形容詞
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題6 問3 形・意味のルール
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題8 問1 談話能力
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題8 問2 インテイク
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題8 問3 インターアクション仮説
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題10 問1 異文化適応に関わる問題への対応
- 平成26年度 試験Ⅰ 問題12 問5 連続バイリンガリズム
- 平成26年度 過去問模擬テスト試験Ⅱの結果
平成26年度 過去問模擬テスト試験Ⅰの結果
平成26年度過去問模擬テスト試験Ⅰの結果は、
100問中78問正解の78%
でした。目標の75%を超えられたのでうれしいですが、前回の平成23年度もⅠはそれほど悪くなかったのにⅢがハチャメチャでがっかり、という結果だったので気を引き締めたいと思います。
22問間違えましたが、試験までに解き方を覚えたいところをメモしました。
平成26年度 試験Ⅰ 問題1(1) 音声記号
音声記号を頑張ろうと思って勉強したので、1か5までは絞れたんです…しかしまだだめでした。
慌てて書いた音声表の サザツザタダナラ の ナ が抜けてました。
あとまだ例外の音声記号を全部覚えられてませんでした。ヒ[çi] が一番想像つかないのでこれさえ覚えておけば良かった、、です。
平成26年度 試験Ⅰ 問題1(3) 並列表現における品詞
歌(名詞) 踊り(動詞の転成名詞)
の組み合わせだけ並列の品詞が同じじゃない。転成名詞…覚えないと。
平成26年度 試験Ⅰ 問題1(14) 「〜によって」の用法
原因の「によって」と手段の「によって」の違い、ということ。
日々の努力によって成功に至っている→原因
人々の協力によって保たれている→手段
うーん。この違いは分からないなぁ。どうしましょう。あえて考えるなら述語ですかね。。別の原因の選択肢で「高まっている」があるのでなんかそれも違う気が。
とりあえず「によって」が出たら原因なのか手段なのか(他にもあるそうですが)考える、ということ。
平成26年度 試験Ⅰ 問題3-A 動詞+ない と 形容詞+ない の言語的役割
選択肢に 屈折接辞、派生接辞 という知らない用語が出てきたので、分からないけどきっとこの用語が入っているものが正解?と思いましたが違いました😅
派生接辞:意味や品詞を変換する接辞 名詞+〜的な(英語の-ish、-lyみたいな)、痛い(イ形容詞)→痛み(名詞)
屈折接辞:活用語尾 〜た、〜ば(英語の-s,-edみたいな)
平成26年度 試験Ⅰ 問題3-C (12) 結束性、文脈化
答えが2つまで絞れていましたが間違えました。結論から言うと「結束性」の方が聞いたことが多い気がしましたが、あえて「文脈化」を選んでしまいました。反省点としては、聞いたことのある方を選べ!という感じです。
結束性とは? 文を構成する要素の意味が別の文の要素と関連付けて解釈される場合のつながり
文脈化 という用語は日本語教育能力検定試験ではないようでした…
コンテクスチュアリゼーション(英語:Contextualization、文脈化、文化脈化)は、語彙や文章の文脈における理解を意味し、神学においては宣教学で福音の社会的、歴史的文脈における解釈などの意味合いで使われるようになった。
https://ejje.weblio.jp/content/contextualization
平成26年度 試験Ⅰ 問題3-C (15) 発話内の言語的要素ではなく、推論によるもの
談話のまとまりが 言語内要素ではない とは XとYの会話の中に共通した言語要素があるかどうか?を考えるということでした。
1 熱→それ
3 渋谷→(渋谷は)混んでるよ
4 クマのぬいぐるみ→(クマのぬいぐるみは)お子さんへのプレゼント
なので共通した言語要素(省いていても)がある。それに対して、
「おなかすいた」
「台所にカレーあるよ」
はおなかすいた→(お腹がすいてなにか食べたいのだったら)台所にカレーがあるよ
ということで括弧内は推論をしている。
平成26年度 試験Ⅰ 問題3-D (18) ナ形容詞には格助詞を伴った形でも用いることが可能なもの
まず「ナ形容詞」ということで 自由な、平等な、熱心な、元気な に格助詞がつくかどうかを考えてしまい、全部つかない!と思ってしまいました。
しかし解説を読むと下線部の次の文に「名詞の性質も有しているとみることもできる」という文章があって、名詞の形で格助詞をつければいいということがわかりました。
えーでもそれって名詞であってナ形容詞ではないのでは………、と思ってしまいますがこれが問題なのでそういう間違いをまた犯さないようにしたいと思いました。
格助詞についてはももこ先生の #09 助詞ざっくりまとめ【日本語文法おさらい/日本語教師になる】 で
を、に、まで、が、より、から、で、へ、と
鬼までが夜からデート
で覚えられたので助かりました😃
平成26年度 試験Ⅰ 問題3-D (19) 補助形容詞
補助形容詞という用語を初めて見たのでわかりませんでした。
補助形容詞の種類は、「ない」「よい (いい)」「ほしい」の3つが主なものです。
https://upwrite.jp/grammar/adjective
見分け方は、直前に、「く」「で」「て」「は」「も」などがあるかどうか
ということで「教えてほしい」が入っている選択肢をえらぶということでした。
ついでに 補助動詞 というものもあるようで、これは赤本にも載っていたので覚えるべきと思いました。
補助動詞:V+て+みる、おく、いる (食べてみる、眠っておく、歩いている)
平成26年度 試験Ⅰ 問題3-D (20) 辞書形のままでも異なる品詞の用法を持つイ形容詞
考え方が分かりませんでした。形容詞と似たの品詞は副詞。副詞は名詞以外を修飾する。というあたりから例文を思いつかないと行けません。
形容詞の後に動詞をつけてみて、本来の文法としては間違っているけど最近使われるのは
すごい食べる(動詞)
でした。うーん、考え方を思いつくのが難しいです。
平成26年度 試験Ⅰ 問題6 問3 形・意味のルール
例文の プールへ泳ぎに行きます の 泳ぎ が名詞だと思っていました。
そのために間違えたのですが、文法苦手で品詞が分からない私としては 泳ぎ=動詞 ということを分かるように調べないといけないと思って検索しました。
動詞とは?活用ありとは?自動詞と他動詞とは?品詞の分類2【中学国語文法】
にあった 泳ぐ の活用の表がとてもわかりやすかったです。結局中学国語文法が分かっていないという😅。
もともと「泳ぐ」だった部分の語尾が、「泳がない」「泳ぎます」「泳ぐとき」「泳げば」「泳げ」「泳ごう」「泳いだ」のように変化していますね? これを活用と言います。
https://gakonai.com/hinshi-2/
一応、活用とは「下に続く後によって音が変化すること」と覚えればいいのですが、厳密には音は変わらなくても役割が変わっていれば活用していると言います。
そして 泳+1文字 が動詞、ということでした。なるほど…。これ中学で習いましたっけ?中学の時の国語の成績は良かったんですが記憶がなくなっちゃったのかな…
平成26年度 試験Ⅰ 問題8 問1 談話能力
はま先生の解説から、
談話能力とは、単なる文の羅列ではなく、意味のある談話や文脈を理解して、作り出す能力。
https://www.hamasensei.com/2014-1-8/
正解は
「トイレはどこですか?」と聞かれて「あそこです」ではなく「事務室の隣にトイレがあります」と答えてしまう
でした。日本語の先生の解説で
トイレの位置を聞いているのに、「事務室」という新しい単語を出しています。じゃあ「事務室はどこですか?」と聞きたくなるような返し方です。
https://nihongonosensei.net/?p=10712
返答で先行文脈とは関係のない新出の語を出すと、話のまとまり(結束性)が弱まります。これが談話能力の欠如の例です。
このように書いてあるのをみて、なるほどと思いました。
平成26年度 試験Ⅰ 問題8 問2 インテイク
インテイク という用語を見たのが初めてで、意味が分かりませんでした。
日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400のP.130より
インテイク(内在化)
日本語教育能力検定試験 合格キーワード1400
取り込みの意味。インプットされた言語データの内、学習者に認識され、理解されたものが内部に取り込まれる。インテイクは仮説検証のプロセスでもある。(中略)学習者の中間言語と統合され、必要に応じてアウトプットされる。(図より「ワーキングメモリで処理される」)
平成26年度 試験Ⅰ 問題8 問3 インターアクション仮説
インターアクション仮説は 意味交渉によるやりとり(インターアクション)でインプットが理解可能になることが習得につながるとしている。理解可能な「i+1」のインプットを学習者に与える。
平成26年度 試験Ⅰ 問題10 問1 異文化適応に関わる問題への対応
以前は 異文化適応に関わる問題の解決 が主流だったが、現在では 異文化適応に関わる問題の予防 の必要性が強く認識されている
平成26年度 試験Ⅰ 問題12 問5 連続バイリンガリズム
連続バイリンガリズム という用語を初めて見てわかりませんでした。
ある言語を習得してから、新しい言語を習得すること。
外国人家庭の子どもが家庭で母語を習得した後に、日本の学校へ行き、第二言語である日本語を習得する というようなケース。
平成26年度 過去問模擬テスト試験Ⅱの結果
平成23年度をしたときは大分形式が違っていて焦りましたが平成26年度は説明の声、問題の声などが若干違ってた程度でした。1つ、大きく違うなと思ったのは問題4の問2の留学生の発表音声がものすごく留学生っぽいというか、とにかく聞き取るのが困難でした。
結果は、
40問中34問正解の85%
でした。試験Ⅱは年度によって大きくは変わらないので、割と安定していますが、試験ⅠやⅢをカバーできるようにもっと点数が取れるようになりたいと思います。
明日の試験Ⅲであまりへこまないようにしたいのですが、初見の試験Ⅲはとっても難しいです😅
今日の勉強時間など
勉強時間: | 4時間0分 【累計:277時間45分】 |
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勉強内容: | 平成26年度 模擬試験 試験Ⅰ、Ⅱ |
明日の勉強予定: | 平成26年度 模擬試験 試験Ⅲ |