一昨日トライした平成23年度の過去問の試験Ⅱをもう一度やってみました。それと試験Ⅲについての振り返りをしました。残り4週間なので、「できること/できないこと」を割り切った勉強計画を立てたいと思います。
平成23年度 試験Ⅱ をもう一度やってみた
過去問の試験Ⅱについては振り返りをするより、もう一度やってみるということをしています。結果は、
40問中33問正解の83%
でした。2回目なので80%を越えてもまぁまぁという感じでした。
特に平成23年度の試験Ⅱ問題2は出題形式が若干違っていて「日本語話者(質問)学習者(誤用)」が2回繰り返されます。最近の問題は「日本語話者(質問)学習者(誤用)日本語話者(正用)」なので、問題の解き方のこつが違う感じです。
また選択肢は例と同じなのですべて1つしか誤用要素がありません。1問だけ、複数の誤用があると思えるものがありました、それを間違えました。こういうことからだんだん選択肢に誤用要素が複数あるということに推移してきたのかな〜と思いました。
平成23年度 試験Ⅲの振り返り
平成23年度の試験Ⅲはとっても成績が悪かったので振り返りにも時間がかかりました。しかし、それにしても「こんな統計学を知らないと分からないような専門用語出す!?」と思うようなものや「ひっかけ問題!?」と思うようなものが割とあった気がします。
多分情意ストラテジーを使って「11年も前の問題なのであまり気にしないように」と自分に言い聞かせのだと思います😅(残ってる平成26,27年度の時はこれは使えませんが)。
それでもやはり、「あーこれは覚えないといけない!」と思ったものがたくさんありましたので、メモしました。
平成23年度 試験Ⅲ 問題1 問2 自由変異の関係にある異音
自由変異の関係にある異音=自由異音 ということもわかるし「が」のように通常の発音でも異音でもどっちでもいいものということは分かったのですが音声記号が分かりませんでした。
音声記号は苦手だし、試験Ⅰの1問目だけしかでないのでということである全部は覚えていませんでした。この問題でさっぱり分からなかったのでもう一度音声記号を赤本で見直してみると、P.479に「網掛けの内部分はローマ字と同じ。網掛けの部分は…」ということで抜き出して書いてあったものが思ったより少なかったのでやはり覚えようと思いました。
音声記号
母音:a i ɯ e o
ローマ字は上記の母音と組み合わせることが基本
例外
・摩擦音:フ[ɸɯ ] ヒ[çi] シ[ɕi][ʃi] ジ[ʑi][dʒi]
・破擦音:ツ[ts] チ[tɕi][tʃi] ヅ[dz] ジ[tʑi][dʒi]
・鼻音 :ニ[ɲi] ガ行[ŋ] 語末の「ン」[N]
・半母音:ヤ行[j] ワ[ɰa][wa]
平成23年度 試験Ⅲ 問題1 問3 韓国語の特徴
強弱アクセントであるが、アクセントによる語の意味の弁別機能が無い
なんだそうです。普通に知識として面白いです😃。
となるとたとえば、日本で言う はし は音の上げ下げによって単語の意味が 橋 だったり 箸 だったりしますが、そういう上げ下げによる聞き分け方はないということになるんですね。まぁ、はし も 橋 と 端 は同じアクセントなのでやはり同じ音は文脈で判断するって感じでしょうか。
平成23年度 試験Ⅲ 問題2 問3 一連の語を体系として提示し整理する
これは2つのうちどちらか?と悩みました。はま先生の解説に、
『文中に「常に」「全て」など「例外を認めない言葉」が入っていた場合、高確率でその選択肢は誤りである』というストラテジー
はま先生の解説
とあり、それで選べば正解が選べました。このストラテジーは迷ったときに使いたいのでしっかりと覚えてすべての問で活かしたいと思います😃。
平成23年度 試験Ⅲ 問題4 問2 焦点化
「焦点」は別年度の問題でも苦手だったので苦手意識が先立ってしまいました。
しかし、いま読み返してみると「日本語教師になった理由」に焦点が当たっているかどうか?だったのでその部分をよく考えれば解けたかなと思います。解答しているときはいつも焦ってて読むべきところを読めてない、良くないです。
あと単純に正解の3だけ「三年間働いた後で」というかなり余分な部分があったのでそれに気づいても良かったかもしれません。
平成23年度 試験Ⅲ 問題5 問3 トップダウン
トップダウンかな?と思ったのですが、トップダウンの意味をなんとなく違って覚えていたので選べませんでした。
ボトムアップは 小さいところからだんだんと大きな部分に進んで理解するということを覚えていたので、トップダウンはその逆で大きな部分からだんだん小さいところへみたいに思っていました。
ところがそうではなくて トップダウンは「すでに持っている知識を使って予測をし、全体を理解してから細部に進む」ということでした。全体を理解してから というところは間違ってなかったですが、予測をする というキーワードがトップダウンと関わっているという認識がありませんでした。
と言うことであれば 見出しから本文を予測する のはトップダウン処理ということになります。
平成23年度 試験Ⅲ 問題6 問5 初級クラスでの直説法
初級クラスでは映像があるとわかりやすい、という基本を忘れていました。
平成23年度 試験Ⅲ 問題2 問2 漢字変換
答えの「携帯電話の漢字変換」を見て「えー!」と思いました。自分は使ったことがなかったのでというか一日中ほぼPCの前にいるから、「インターネット上の辞書」を選んでしまいました。
しかしこの問題にある 文化庁の「国語に関する世論調査」って?と思い最新版を確認しようと検索したら 令和2年度 国語に関する世論調査 がありました。
中を見てみるとこれがなかなか興味深く、例えば「破天荒」という意味は本来的には「だれもなし得なかったことをすること」(なんですって!?)らしいのですが、そう解答したパーセンテージは23.3%で、「豪胆で大胆な様子」(平成ノブシコブシの吉村さんですね)が65.4%ということだそうです。
もちろんてっきり後者と思っていました。しかしこれも移りゆく日本語の意味として変わっていくものなのかもしれませんね。
と、こういうなるほど的な情報が多く楽しい資料でした。
残り4週間の勉強計画
いろいろ紆余曲折を経てここまで勉強をしてきましたが、いよいよ1ヶ月も切って4週間になりました。4週間後には本番の試験です😅。
まずやろうと思ってまだ残っていることと続けることを考えます
- 試験Ⅰ横断5年分(あと3回分) 最速で2日(1日1.5回分やるとして)
- 模擬試験(平成27年、26年)と振り返り 最速でまる4日
- 試験Ⅲ横断5年分(未計画)
- まとめノート作り
- 記述問題対策
- 毎日聴解
こんな感じです。
考えてみると、「じっ、時間が足りない」気がしてきました😅。平日は毎朝6時に起きて勉強をしていますが少し早めてもっと勉強できるようにしようかな、いろいろ迷ってます。
試験Ⅲの5年分横断ですが4回で終わらせるようにしようと思います。1年度MAX20分 × 5年度分=100分です。そうするとⅠとⅢの5年度分をほぼ来週と再来週のあたまで終えられる計算になります。
模擬試験は平成26年度を再来週、平成27年度を10月10日(祝)にと考えてみました。
こんな感じでしょうか…。うーん、できるのかな?とりあえず今はこんな感じでやってみて途中必要だったら見直そうと思います。
今日の勉強時間など
勉強時間: | 3時間20分 【累計:259時間45分】 |
---|---|
勉強内容: | 平成23年度試験Ⅱ、Ⅲふりかえり のこり4週間の計画 |
明日の勉強予定: | 試験Ⅰの5年分横断5日目 毎日の聴解他 |