今日は主に具体的な教授法についてまとめました。赤本を元にまとめを行いましたが、これがとても眠い💦辛い作業でした。過去問をしている平日は眠くなるようなことはないのですが、試験以外でただ覚えるために資料をまとめてるとどうしてこんなに眠くなるのでしょう。
コース・デザインのまとめ
昨日、今日とまとめている部分は過去問を解いていて特に自分が覚えていないせいで点数が取れていない分野です。昨日まとめた外国語教授法の他に 具体的にどのように教えるのか?の教授法 分野も覚えることがたくさんあります。
コース・デザインは赤本(日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド )のP.224〜233に説明が書いてありました。
まとめた中でよく出ていたようなところは特にこれ、シラバスの分類だと思います。
構造シラバス | 学習者に必要な文型・文法・語彙の観点から整理されたシラバス |
場面シラバス | コミュニケーション上、必要な場面での表現や語彙を効率的に与えるシラバス 買い物、銀行、病院 |
機能シラバス | 言語におけるコミュニケーション上の働きに注目したシラバス 依頼する、断る、誘う、謝る |
話題シラバス (トピックシラバス) | 学習者が必要としている、興味のある話題 スポーツ、若者言葉、余暇 |
技能シラバス (スキルシラバス) | 聞く・話す・読む・書くという4技能のマイクロスキルと呼ばれる会議脳を伸ばす 発表の仕方、論文の書き方 |
課題シラバス (タスクシラバス) | コミュニケーションに必要なタスクをリストアップしたシラバス 歓送迎会の幹事になり、企画・運営をする |
授業実施のサイクル
授業実施のサイクルは赤本(日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド )のP.233〜242に説明が書いてありました。
この章の中で今までも何度も出てきていて、まだはっきりと覚えられていない語をピックアップしました。
PPP | Presentation Practice Production 文型の導入・提示、基本練習、応用練習 |
MMC | Mechanical機械的練習、Meaningful意味のある練習、Communicativeコミュニケーション活動 |
パターンプラクティス | Mechanical機械的練習で行う。模倣、変形、代入、拡張、結合、完成、応答の形で練習を行う。 |
意味交渉 | Communicativeコミュニケーション活動で、うまくいかないときに学習者と参加者で調整を行う行動。明確化要求、確認チェック、理解チェックがある。 |
自己研修型教師 | 内省をしながら自己成長につなげていく。授業について振り返ることを繰り返す。 |
アクション・リサーチ | 教師が自己成長のために行動し、その結果を観察して内省をする実践研究。他の教員との協働的な実施も望ましい。教師自らの教室内のことで、一般化を目指してはいない。 |
指導法
授業実施のサイクルは赤本(日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド )のP.243〜253に説明が書いてありました。
CEFR(JFスタンダード)と日本語能力試験のレベル
CEFR(JFスタンダード)と日本語能力試験のレベルと指導法などをまとめました。
レベル | CEFR | 日本語能力試験 | レベル別言語指導の特徴、キーワード |
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基礎・初級 | A1、A2 | N4、N5 | ミニマル・ペア。モデル会話、モデル文。ディクテーション。 |
自立・中級 | B1、B2 | N2、N3 | フォーマル/インフォーマル、ロールプレイを積極的に、ボトムアップ/トップダウン、である体 |
熟達・上級 | C1、C2 | N1 | 慣用句、ことわざ、オノマトペ、アカデミック、フィラー、ターン・テイキング、ディスコース、生教材 |
ロールプレイの用語
情報差(インフォメーションギャップ):自分と相手の持つ情報に差がある状態
選択権(チョイス):言いたいことや、言い方を決める
反応(フィードバック):情報が伝わったかを確認しながら話す
聞く技能のキーワード
ディクトグロス:まとまりのある内容を持つ短めの文章を教師が数回音読。学習者はキーワードのメモを取る。学習者が個別または他の学習者と協働してもとの文章を復元していく
読む技能の指導
ピア・リーディング:学習者同士が対話し、助け合いながら理解していく読解活動
教師の話し方と訂正フィードバック
オープン・クエスチョン | さまざまな内容・方法の回答が可能な質問。 |
ディスプレイ・クエスチョン | 提示質問。質問者があらかじめ回答が分かっている質問。 |
レファレンシャル・クエスチョン | 指示質問。質問者が未知の情報を求めている質問 |
IRF/IRE型 | Initiation(教師発話)、Response(学習者応答)、Feedback/Evaluation(教師評価) |
リキャスト | さりげなく正しい答えを言う。言っている内容に「答え」が入っている。リキャストは正しい答えをなんとなく言う |
プロンプト | 正しい答えを言わず学習者が自分で直せるよう促す。「ナ形容詞ですよ」とか。プロンプトは答えを言わずにヒントを言う |
今日の勉強時間など
勉強時間: | 3時間0分 【累計:72時間55分】 |
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勉強内容: | コース・デザイン、授業実施のサイクル、指導法のまとめをMindMeisterでまとめる |
明日の勉強予定: | 平成29年度日本語教育能力検定試験過去問 試験Ⅰ |