ペースがつかめてきて月、火で過去問の試験Ⅰが終わるようになりました。試験Ⅰをやってみていろいろと反省するところや、テクニック的なことも勉強できました。
平成30年度日本語教育能力検定試験 試験Ⅰの結果
試験Ⅰは100問あるのですが100問中71問を正解で、71%となりました。令和3年度、令和2年度がともに60%でしたが令和元年度が73%だったので少し微妙な気持ちです。
間違いのパターンは、
- K:知識不足
- ☆:問題や選択肢の読みテクニック
としてあるので、統計を見てみると
K:19、☆:10となりました。令和元年に比べ圧倒的に知識不足で不正解となってしまったようです。ということは、テクニック的には少しは進歩したのかな?とポジティブ材料を探してみました😅。
平成30年試験Ⅰ問題6〜15 でメモをした知識やテクニック
不正解だった問題や、正解でもあまりよく分かってない意味の内容についてはメモをしました。
平成30年試験Ⅰ 問題6,7 教授法をもっと勉強しないと!
問題6,7は教授法についての問題だったのですがここで10問中6問間違えました!教授法については過去問で出てきたり、ちょっとは読んだりしているのですがどうも頭に入っていないようです。
オーディオ・リンガル・メソッド | アーミー・メソッドを改良した口頭能力重視の教授法。 母語話者並の素早く正確な口頭能力を身につけることを目標にしています。 コミュニケーション能力ではなく、口頭能力です。鬼教官「オーディオ」(ref by はま先生)。 |
シナリオプレイ | シナリオ(脚本)をプレイする(演じる)こと。コミュニケーション能力の養成に効果的です。 |
レディネス調査・分析 | 学習者がどんな人か、そのプロフィールを調査し、分析すること。今までどんなことをしてきて今どんな状態にあるのか。 |
ニーズ調査・分析 | 学習目的を調査し分析すること。例えば、会社の職務で日本語が必要だから学びに来たという外国人労働者の場合、どんな日本語が必要なのか、どんな専門用語があるのか、それを知るためには、同僚や上司の日本人にも調査を行う必要があります。 |
平成30年試験Ⅰ 問題12 問3 選択肢の一部しか見ていなかった
問題12の問3は「会話の流れを決める言語形式」という問題で、談話標識が会話の流れを決めるということが分かっていれば正解できる問題ということでした。この知識もなかったのですが消去法で消していけばもしかしたら正解できたかもでした。
選択肢は
- 直示表現の「そこで」
- 定型表現の「と言いますのは」
- 句構造標識の「だから」
- 談話標識の「つまり」
だったのですが、選択肢を見たとき ○○表現のとか○○標識のという部分を抜かして「そこで」など括弧で囲まれた部分しか見ずに考えていました。
例えば 直示表現の「そこで」 はダイクシスということが 直示表現 から分かるのに、そうでない意味の「そこで」だと思っていました(そして選んでいました)。
「問題や選択肢に書いてあることはすべて集中して読んで、考える」という癖をつけたいと思います。
平成30年試験Ⅰ 問題13 問2「多言語表示」に関する不適当なもの:ローマ字
この問題も不正解だったのですが、解説を見たとき「あぁ〜引っかかった!」と思ってしまいました。「多言語表示」に関する不適当なもの、を選ぶという問題で
多言語表示には、日本語の店名をローマ字表記することで、日本人が日本人に戦略的にアピールするものもある
という選択肢を○、と考えてしまってました。実はこれが不適当なものでした。
例えば、日本語の店名「さくら亭」とうものがあったときに「sakuratei」と書けば外国の方も読みやすいし、日本人にもフォントがかっこいい感じとかならアピールするかなと思ったのです。
しかし ローマ字≠多言語 でした。多言語=アルファベット とうっかり考えていましたが、単なる表記でした。多言語であれば Cherry Blossoms Tei Restaurant とかでしょうか。とにかく、気をつけないと!
全体的な自分自身の日本語能力の問題
うすうす気づいてはいたのですが、自分自身の日本語能力がたりていない、ということに気づきました。
統合 | 二つ以上のものを合併して一つにまとめること。 |
相対 | 他と関係づけて捉えること |
統合、相対という言葉は単体で使うことがあまりないため統合環境、とか相対的とかそいういう単位で意味は分かっていても知らない言葉の中に入っていると「はて?」と分からないことになってしまいました。
今回これらの単語の意味がはっきり分からなかったせいで、平成30年の試験Ⅰの中で落とした問題が2つもありました。日本人ですが😅日本語もしっかりと意味を考えて覚えていきたいです。
はま先生に学ぶ、試験を解くためのテクニック
過去問解説でもはま先生のブログに大いに助けられているのですが、単に問題の解説だけでなく「テストのテクニック」についても時々書いてくれています。
- 〜ない は間違いの可能性、特に 必要ない は間違いの可能性が強い
- 「もある」という可能性を広げる選択肢は正解の可能性が高い
- 知らない言葉だらけの時、聞いたことのある言葉は「適当」聞いたことのない言葉は「不適当」の可能性が高い
このようにテクニックに関して惜しげもなく披露してくれています。分からないときはテクニックに頼って正解する可能性を高めたいです。
こちらからはま先生のブログ中にある、「テクニック」を拾うことができます。
今日の勉強時間など
勉強時間: | 2時間50分 【累計:58時間35分】 |
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勉強内容: | 平成30年度日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ問題6−15 32/50(64%) |
明日の勉強予定: | 平成30年度日本語教育能力検定試験 試験Ⅱ〜 |