今日は休日で来客があったためあまり勉強時間を取れませんでした。隙を突いて、YouTubeを聞いたりWordHolicを見たりはしていましたがやはり集中はできませんでした。夕方に少し時間が取れたときに令和3年度試験Ⅲを振り返ってみました。
令和3年度試験Ⅲ 2周目でも間違えるし、答えの導き方が難しかった問題
令和3年度は2周目を行いましたが、2周目でも間違えるし正解がこれ、というのを見ても「なんでそうなるの?」と疑問に思うような問題がありました。それらを次回は正解が出せるようにと研究してみました。
二重敬語とは?
二重敬語の問題で、自分が選んでしまいがちな選択肢が
お話しになっていらっしゃいました
でした。「お話になって」尊敬語、「いらっしゃいました」尊敬語だから二重敬語なのでは?と思ってしまうのですがそれが正解でない理由が分かりました。
一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」という。例えば 「お読みになられる」は,「読む」を「お読みになる」と尊敬語にした上で,更に尊敬語の「……れる」を加えたもので,二重敬語である。
文化庁 間違いやすい敬語
この説明の「1つの語について」がなければ、自分が選んだ選択肢も正解だったと思いますが「お話になって+いらっしゃいました」と2つに分かれているので正解ではない、ということです。
正解は、
おっしゃられました
で、「おっしゃる」+「られました」と、一つの語(語ってなんでしょうね…)の中で2つの尊敬語が使われているので二重敬語ということです。
フレイレの意識化
フレイレの意識化 とはなにか?という問題の正解が、
現実の生活や社会状況を批判的に捉え、社会変革の実践力を身につけること
というものでした。「意識化」ということばから「批判的」とか「社会変革の実践力」になかなか結びつけられず覚えられる気がしません。
こういうときは原語にあたると覚えやすい場合もあるので調べました。
意識化に当たる原語は「conscientização(ポルトガル語)」ということでした。その意味を調べたところ、英語では Critical consciousness という言葉と言うことで
ポルトガル語での批判的意識、良識化、または良心主義は、ブラジルの教育者で教育理論家のパウロフレイレによって開発された、ポピュラーな教育と社会的概念であり、マルクス後の批評理論に基づいています。批判的意識は、世界を深く理解することに焦点を当て、社会的および政治的矛盾の認識と暴露を可能にします。
英語のWikipedia Critical consciousness の日本語訳
という定義だということがわかりました。Critical(批判的) consciousness(意識) の「意識」部分だけが取り上げられて用語となったためにわからなくなっちゃったみたいです、自分は。
でもこれで「意識化」と聞いたときに「頭に批判的ってつくんだよな〜」と思い浮かべることができるようになったのでもう間違えないと思います。
今日の勉強時間など
勉強時間: | 1時間10分 【累計:110時間45分】 |
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勉強内容: | 令和3年度日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ の振り返り |
明日の勉強予定: | 令和2年度日本語教育能力検定試験(2周目) 試験Ⅲ |