いよいよ日本語教育能力検定試験の過去問も3周目に入りました!2周目は1周目の時のように何も知らない状態に比べたら大分知識が増えたのでできて当たり前な気がしてました。しかし、3周目ともなると、どうなるのか…と思いつつ開始しました。
令和3年度過去問3周目 試験Ⅰ の結果
3周目からは試験Ⅰと試験Ⅲもマークシートの解答用紙で解答するようにしてみました。試験Ⅰは2枚に分かれていたのでちょうど半分ずつ、と思って始めたのですが実は60問ありました😅。次からは問題5まで、と区切りたいと思います。
令和3年度過去問試験Ⅰ、3周目の結果は
100問中90問正解の90%
でした!3周目で伸びなかったらどうしよう…と思っていましたがやはり「覚えてきてる」感じがします😅。過去問何周かして、ひそかに100%目指したいと思います!
1周目60%→2周目81%→3周目90%
なので順調な伸びになれてよかったです。
ということで、3周目の方針としては選択肢の間違い問題でも設問によっては正解になることもある、そういう間違い選択肢も意味をちゃんと理解する、という勉強方法にしようと思います。
令和3年度 過去問 3周目 間違いや覚えたいことのメモ
全体として不正解は10問だったのですが、偶然当たったとか今回は正解だったけど今ひとつ根拠が薄いというようなこともメモしました。
令和3年度 問題1 (1) IPA発音記号
3周連続で間違えています。つまり覚えられていません。このままではいけないと思って解説を探しました。一番わかりやすかったのが 日本語教育ナビ さんでの解説でした。
1 [ʃ] 無声後部歯茎摩擦音 ※ 通常、日本語のかなには現れない音
日本語教育ナビ
2 [ç] 無声硬口蓋摩擦音 ヒ・ヒャ・ヒュ・ヒョ
3 [c] 無声硬口蓋破裂音 ※ 通常、日本語のかなには現れない音
4 [ɲ] 有声(歯茎)硬口蓋鼻音 ニ・ニャ・ニュ・ニョ
5 [j] 有声硬口蓋接近音 ヤ・ユ・ヨ
上の中で分かった記号は[j] (ヤ行)だけだったのですが😅、他に2と3のcに似た記号は音も似ているらしいということや[ɲ] はなんとなくナ行なんだろうなと思えれば、1が正解と出せたかもしれません。
令和3年度 問題2(3) 【学生たちは学園祭の看板を立たせた】
この問の間違っているところは、
立たせた→立てた
なのですが選択肢のどこを見たら同じ誤りが見つかるのか分からず、正解できませんでした。誤りのパターンは、
(誤)自動詞の使役系→(正)他動詞
ということでした。
立たせた【立つ(自動詞)の使役系】→立てた【他動詞】
ですね。使役系と自他動詞の組み合わせで問題になることもあるということでちゃんとそこまで見られるようにします。
令和3年度 問題3-C(12) 副詞、連体詞、動詞の連体形、イ形容詞の終止形
この問題は XのY の Xに入る 副詞、連体詞、動詞の連体形、イ形容詞の終止形 の例が思いつかないと解けない問題でした。
Yを「量」とか「本」に置き換えて例を作ると
副詞 少し-の-量 ○
連体詞 大きな-の-本 ×
動詞の連体形 使う(とき)-の-量 ×
イ形容詞の終止形 大きい-の-本 ×
副詞はまぁ分かったのですが曖昧だった他も覚えたいので調べました。
連体詞と形容詞の違い
大きい(形容詞)+です
大きな(連体詞)+です× 連体詞は「です」がつかない
連体形
動詞+名詞 の時の「動詞」。
イ形容詞の終止形、ナ形容詞の終止形
イ形容詞の終止形 〜い 美しい
ナ形容詞の終止形 〜だ きれいだ
令和3年度 問題3-C(13) 「の」と交代できる名詞修飾節の中の助詞
選択肢の例文がすべて思いつかないためにできませんでしたので、ちゃんと思いつくようにしたいです。
- 主体を表す「が」 私が作った本
- 理由を表す「で」 電車の遅延で遅刻
- 場所を表す「に」 一番下にある本
- 経路を表す「を」 歩道を歩いている人
令和3年度 問題3-D(17) 間接疑問 の例
間接疑問の例文は〜かどうか をつける
令和3年度 問題3-D(18) 内の関係
前と後ろを入れ替えて成り立つとき、内の関係と覚えていたのですが理解が足りませんでした😅。
修飾される名詞が名詞修飾節の主語になるもの
A+Bのとき B+格助詞+A が成り立つ(意味が変わらないこと)のが内の関係
成り立たないのが外の関係
格助詞 「が」「の」「を」「に」「へ」「と」「より」「から」「で」
令和3年度 問題5 問1 生教材とレアリア
時々ごっちゃになって間違えます。
- 映画やアニメなど、母語話者向けに作られているもの → 生教材
- 演劇や落語など、実際に目の前で演じられているもの → レアリア
ということですが、まだ何かピンとこないので検索して 国際交流基金(JF)のページを見てみました。
「レアリア」のなかでも、特にその本当の物に含まれている情報に注目して利用するときには「生教材」と区別して呼ぶこともあります(たとえば、実際に発行されている新聞は「レアリア」、その新聞に書かれている文面などの情報は「生教材」)。
日本語教材・教授法等の開発
うーん、今回の問題では「情報に注目」してる感じはありませんが、どちらが本当のものそのものに近いかということであれば、「実際に目の前で演じられているもの」ですのでこちらですね。
令和3年度 問題6 問1 インプット強化
インプット強化 の「強化」とは「もっと強くすること」。つまり今よりもっと覚えさせるという意味なので私が選んだ選択肢「学習者が理解可能な…」という選択肢は強化にならない、ということがわかりました。覚えます。
令和3年度 問題10 問2 「気づき仮説」
気づき=注意ということで2つまで選択肢を絞ったのですが間違えました。2つの中で少し気になったのが「必要性を感じ」というところでした。なぜかそちらを選んでしまいましたが、必要性を感じずに気づくのが、気づき仮説 ということでした。
きっと意識せずにふと気づいたとき、が気づき仮説だと思うので「ふと、気づき仮説」と覚えたいと思います。
令和3年度 問題13 問3 発語内行為
発語内行為 についてはこのブログに毎回書いていると思います。毎回「わかった!」と思うのに間違えてしまう。その理由が3つの段階を曖昧な感じで覚えているから、と思いました。
この3セットで覚えたいと思います。
【発語行為】火事だ!→【発語内行為】火事、火事だ(逃げろ)!→【発語媒介行為】みんなが逃げる
令和3年度 問題15 問4 国際学友会
国際学友会の他の団体の意味もまとめて覚える。
国際学友会 | 日本学生支援機構(JASSO)の前身。「南方特別留学生」など東南アジアからの留学生を受け入れた |
日本語教育振興会 | 東南アジアに派遣される「南方派遣教育」の養成講座を開設した |
東北帝国大学 | 魯迅をはじめとした、その後の中国で活躍する人材を多く輩出した。 (魯迅は東北大学の前身である「仙台医学専門学校」に入学) |
今日の勉強時間など
勉強時間: | 3時間10分 【累計:150時間16分】 |
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勉強内容: | 令和3年度日本語教育能力検定試験(3周目) 試験Ⅰ |
明日の勉強予定: | 令和3年度日本語教育能力検定試験(3周目) 試験Ⅱ |