このブログは2022年6月1日に「日本語教育能力検定試験を受験するぞ!」と決めてから受験日までほぼ毎日、勉強の記録を書いてきました。予想外でしたがめでたく合格することができたため、これからは、昨年の自分が知りたかった「日本語教育能力検定試験についてのあれこれ」や「本当はこの順番で勉強すればよかったよね」などについて書いていこうと思います。
日本語教育能力検定試験とは?受験資格は?
日本語教育能力検定試験 とは、公益財団法人 日本国際教育支援協会 が行っている検定試験です。
こちらが 日本語教育能力検定試験 のホームページです。
日本語教育能力検定試験は大卒でなくても日本語教師になれる資格?
日本語教育能力検定試験に合格するということはどういうことなの?ということがこのホームページに書いてありました。
Q.日本語教師になるためには、日本語教育能力検定試験に合格しなければなりませんか?
http://www.jees.or.jp/jltct/faq/faq01.htm
A.日本語教師になるためには、小中学校の教員免許のような国家資格はありません。しかし多くの日本語学校で、日本語教師の採用条件の一つとして日本語教育能力検定試験の合格が求められています。採用条件は各学校によって異なりますので、就職を希望される方は、事前に確認することをお勧めします。
ということです。
今(2023/01/09)現在、日本語教師 という公式な制度は定められていませんが、国家資格「公認日本語教師」というものを制定する動きがあります。
この内容がいつ決定されるのかが話題となっていて、公認日本語教師 日本語教育能力検定試験 で検索をすると現在どのような状況になっているのかについていろいろな方が考察をされています。まだまだ先行きはよく分からない感じでした。
ということで現在は正式な日本語学校(留学 という在留資格が認められる)での日本語教師の資格としては
- 4年制大学の卒業者+420時間日本語教師養成講座を修了することなど https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/kyoin_kenshu/
- 日本語教育能力検定試験に合格していること https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/nihongo/nihongo_94/pdf/r1418541_03.pdf
の2通りの方法があるということになっています。
実際に 日本語教師 求人 などのキーワードで検索して応募資格を見てみると
- 日本語教育能力検定試験合格
- 日本語教師養成講座420時間修了
- 4年制大学日本語学科卒業
のいずれか、などと書いてある場合が多いです。
日本語教育能力検定試験の受験資格は?国籍、学歴、年齢が関係する?
日本語教育能力検定試験は「受験資格に制限がない」ので誰にでも受験することができる門戸の広い試験となっています!
私の場合4年制大学を卒業していないので日本語教師として職を得ようとした場合、 日本語教育能力検定試験に合格すること という方法が唯一選べることになります。
余談:日本語能力試験と日本語教育能力検定試験
日本語教育能力検定試験よりも有名な 日本語能力試験 もこの協会が行っています。(過去問で試験に出たこともあります。公益財団法人 日本国際教育支援協会という名称を覚えましょう)
よく間違えられるこの2つの試験ですが「日本語能力試験」は非日本語母語話者が受験する「日本語の能力を測る試験」です。「日本語教育能力検定試験」は上記の通り日本語教育に必要な能力を検定するための試験です。間違えて申し込んでしまったという話も聞いたことがあるのでご注意下さい!
名称が長く覚えづらいので、日本語教育能力検定試験を勉強するに当たりまず最初にしたのは単語登録で「にけ」とすると「日本語教育能力検定試験」に変換されるようにしたことでした😅
日本語教育能力検定試験の申し込み方法、試験日、試験会場
日本語教育能力検定試験の申し込み、試験日
日本語教育能力検定試験は現在のところ年に1回のみの試験となっています。
令和4年(2022)は
- 試験申し込み 7月4日(月)から 8月1日(月)
- 受験料 14,500円(税込)
- 試験日 10月23日
でした。昨年まで大体このスケジュールと料金で行われていましたので、今年もこんな感じになるかなと思います。
what-is-japanese-languate-teaching-competency-test
昨年は受験の申し込みがとても大変だったのでオンライン化はとってもうらやましいです😅
日本語教育能力検定試験の試験会場は全国で9カ所
日本語教育能力検定試験の試験会場はTOEICなどと比べるとかなり少ないです。
上記を見ていただくとわかるように、関東3カ所以外は北海道、東北、中部、近畿、中国、九州それぞれ1カ所の受験会場で全国で9カ所の会場となっています。
私の場合は1時間程度で到着できる会場でしたが、お住まいの場所と会場によっては前泊が必要になる場合もあるようです。
まとめ:日本語教育能力検定試験とは?と今後のブログ
ということで 日本語教育能力検定試験 は日本語教師になってみたいなぁと思ったら誰でも受験できる試験となっています。
ただ注意が必要なのが年に1回の試験なので「なりたいなぁ」と思った時期が遅いと、その年の申し込みに間に合わなかったり、勉強時間がなかったりするので早い内に「受けよう〜!」と決心されるといいかと思います。
勉強時間が長ければそれだけ余裕を持って勉強もできますよね。
また受験料も14,500円と高い😔ので、「絶対に受かりたいなぁ」と思ってしまいますね。
次回のブログでは「日本語教育能力検定試験の試験内容は?令和4年度の試験はどうだった?」について書こうと思っています。