一昨日平成27年度の模擬試験をしました。今日は試験Ⅲを振り返って間違えたところを確認しました。また平成27年度の模擬試験結果についても書きます。
- 平成27年度試験Ⅲの振り返り
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題1 問1 授受表現と与え手・受け手
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題3 問3 アスペクト表現の ところ
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題3 問4 談話上の効果
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題3 問5 名詞修飾表現のみで一文を構成する特殊な文体
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題4 問3 文と文との間を適切につなぎ、関連付ける
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題6 問3 ピアで検討
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題6 問5 主張を支持するために使用するデータ
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題7 問2 住みます
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題10 問4 自然習得環境で得られるもの
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題11 問1 談話能力
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題11 問3 カナダのイマージョン教育の問題点
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題11 問5 インフォメーション・ギャップを利用した活動
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題13 問2 話題の人物に言及する他称詞(三人称)
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題13 問5 一人称しか主語にならない文
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題14 問2 語彙の方言の数が少ないもの
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題14 問4 混交
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題15 問1 日本語指導が必要な生徒の在籍数が多い都道府県
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題15 問2 母語別在席状況
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題15 問3 特別の教育課程の日本語指導担当教員の条件
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題16 問1 多言語情報提供
- 平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題16 問2 グローバルコミュニケーション計画
- 平成27年度 模擬試験の結果
- 毎日の聴解 令和元年度 試験Ⅱ 問題2,3,6
平成27年度試験Ⅲの振り返り
平成27年度試験Ⅲは結果として21問間違っていました。結構間違っています😔。
間違えた内容を振り返りました。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題1 問1 授受表現と与え手・受け手
求心的か遠心的か と 恩恵的か非恩恵的か の違いについて
「もらう」は求心的で「あげる」は遠心的
「もらう」は非恩恵的で「あげる」が恩恵的
とそのときは考えてました。
今考えると恩恵を与えるはいいとして、「もらう」方が「非」恩恵的(恩恵じゃないという意味だけ)なのでちょっとニュアンスがちがう。「被」恩恵的ならあるかもしれないけどということまで考えられたら(短い時間で😅)正解が出せたかと思います。
「主語」と「目上」のどちらかを選択するところは、同等である友達にも「あげる」「もらう」は発生するので「目上」は×ですね。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題3 問3 アスペクト表現の ところ
3か4か迷って、正解を選べませんでした。
万引きしたところを目撃
の「ところ」は「場面」でも言い換えられる。
さっきクーラーをつけたところなので部屋が暑い
の「ところ」は「ばかり」でも言い換えられる。「ばかり」もアスペクト表現。なのでこちらが正解。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題3 問4 談話上の効果
旧情報と新情報という考え方をしないといけませんでした。
彼らはAだ。その彼らが〜した。 → 彼らがAだということは新情報
Aな彼らが〜した。 → 彼らがAだということは既に知っている旧情報
ということで考えるべきでした。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題3 問5 名詞修飾表現のみで一文を構成する特殊な文体
これも3か4か迷って正解を選べませんでした。
ゴールを決めた中村選手
のような使い方を 報道番組で事件の発生を伝える際に 使うような気がしてしまいました。
「〜の被害に遭った○○さんによると」みたいに。あ!一文だから 〜の被害に遭った○○さん で切らないといけないんですね。述語がつくので違いました。
ということで4が正解ですね。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題4 問3 文と文との間を適切につなぎ、関連付ける
関連付ける部分の間違いではなく「関連付ける部分がない」「その他の部分も間違っている」選択肢が多かったので解き方がよくわかりませんでした。
解説を見てわかったのは、こういうときは「すべてを正しく直して、直した部分が関連付けるところだったか?」で考えるべきでした。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題6 問3 ピアで検討
これは「じゃない」まちがいをしてしまいました。見直せばできていたかも。
最近「不適当なもの」という問題の時に選択肢を縦に四角で囲って目立つようにしています。
この方法で以前より大分「不適当なもの」間違いが減りました。
しかし、この問題は不適当なものを選ぶ問題でなかったのに2問続けて「不適当なもの」が出ていたせいか四角で囲ってしまっていました。
これも試験Ⅰが終わった後の見直し時間に「不適当なものに四角が囲ってあるか?」とともに、「四角で囲ったものは適当でないか?」を見直せば防げましたね(時間があればですが😔)。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題6 問5 主張を支持するために使用するデータ
「主張を支持するため」ということに注目すべきでした。いくつか論点はありましたが「主張は何か?」を考えれば答えが出たということ。
定年を60歳から70歳に延ばす
が主張していることでした。これを裏付けるデータと考えて答える、ということですね(それでもきっと少し迷いました)。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題7 問2 住みます
住みます→住んでいます となるべき理由は?
状態動詞か継続動詞か
状態動詞 ある、いる テイルがつかない
継続動詞 「動作が終わるのに時間のかかる」動詞。テイル形で進行中を表す
ということで「住むは継続動詞」で、正解がわかったはずでした。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題10 問4 自然習得環境で得られるもの
それぞれの論の意味がはっきりわからなかったのではま先生の解説にあったもので覚えたいと思います。
意味論は、語や文にどんな意味があるか論じる。
はま先生の解説
語用論は、どのようにコミュニケーションを行うかを論じる。
統語論は、語順などの観点から文の成り立ちや構造を論じる。
形態論は、意味を持つ最小単位形態素を対象に語の成り立ちを論じる。
語用論=コミュニケーション!言い方〜
よく語用論の例で上げられる「私と飲みに行きたいですか?」も、確かにコミュニケーション上の問題でしたね。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題11 問1 談話能力
社会言語能力の2つは外せたのですが
楽しいだったよ
あの人(その人 というべき)
のどちらが談話能力に関する誤りか分かりませんでした。しかし、「楽しいだったよ」は文法が間違っているので談話能力ではなく その人→あの人は適切な指示語を使えない誤りなので、こちらが談話能力に関する誤りでした。
談話能力の誤り=社会言語能力でない、文法の誤りでない とおぼえます。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題11 問3 カナダのイマージョン教育の問題点
イマージョン 少数言語を使って浸すようにその言語で教育をする
の問題点は…。
流暢だが、文法的な正確性に欠けた会話をする生徒が多い
だそうです。うーん、なにをとっかかりにしたらいいかわからないです。流ちょうなんですねー。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題11 問5 インフォメーション・ギャップを利用した活動
インフォメーション(情報)ギャップ(差)
ということでまず情報はなにか?を考えて関わっている人それぞれの情報に差があるか?
ことで、解けたはずでした。間違い探しの2枚の絵は情報に差はあるけど「人によって」ではなかった。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題13 問2 話題の人物に言及する他称詞(三人称)
「夫」「妻」はソトの人の配偶者に…
これを選んだのですが「ソトの人の」→「ソトの人に」と読み違えていました。選択肢はよく読む!
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題13 問5 一人称しか主語にならない文
今見ると
飲みたい は一人称でしか言えないはず。
と思えました。
また、 来月引っ越すつもりだ は 彼は来月引っ越すつもりだ といえるということです。
私は○○するつもりだ 自分の強い意志・予定
彼は○○するつもりだ 彼の思いに対する強い確信
なのかなと思いました。でもやはり第三者だったら「つもりだとおもう」「つもりらしい」とかの方がいいような気もしてしまいます。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題14 問2 語彙の方言の数が少ないもの
正解は「目」「口」のような身体部位を表す語彙
でした。うーん。まなこ とかあるしなぁ、と思ったんですが。「メダカ」「カマキリ」の方言を知らなかったので選んでしまいました。
よく考えると身体部位の語彙自体が少ない(それも考えたんだけど)からでしょうか。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題14 問4 混交
4!答え合わせ中ならわかるのに…
混交は混ざって合わさってるイメージなので、
二つの形式が組み合わされ、新たな形式が生じる
とはっきり書いてあるものを選べるはずなのに、試験中って第二言語副作用のように知的能力が下がるのかも。メンタルを鍛えたいです…
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題15 問1 日本語指導が必要な生徒の在籍数が多い都道府県
「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」
でも同じ 愛知、神奈川、東京 の順でした
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題15 問2 母語別在席状況
同じ統計で
ポルトガル語、中国語、フィリピノ語、スペイン語、ベトナム語
の順でした。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題15 問3 特別の教育課程の日本語指導担当教員の条件
を見ると「教員免許を有していること」が正解です。
実際にボランティアで取り出し授業をされている「日本語指導補助者」の方々なのかと思って間違えました。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題16 問1 多言語情報提供
日本語・英語・中国語・韓国語の組み合わせで提供されることが最も多い
とは、思ったんですよ。生活の実感としていて。しかし、日本語教育能力検定試験ではそういう問題はひっかけで…とか考えて間違えました。
「最も多い」って書いてありますが統計情報はあるのかなと少し思って調べたのですが見つかりませんでした😔。試験は難しいです。
平成27年度模擬試験 試験Ⅲ 問題16 問2 グローバルコミュニケーション計画
という言葉が初耳でした。そして1か3と思って外しました。
地上派テレビの多言語による放送
は確かに大変そうだし、文字情報でならありかもしれないけどって感じですね。
平成27年度 模擬試験の結果
平成27年度 模擬試験の結果は、
このようにトータルで 77% と目標の75%をクリアすることができました!
返す返すも試験Ⅱの98%が効いています。振り返りで見てみると凡ミスも少しですがあったのでそれらをなくすこと(メンタル強化)や、さらなる試験Ⅱの強化を続けて本番の試験に備えたいと思います。
毎日の聴解 令和元年度 試験Ⅱ 問題2,3,6
は100%でした。
今日の勉強時間など
勉強時間: | 3時間0分 【累計:308時間10分】 |
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勉強内容: | 平成27年度 試験Ⅲ振り返り 令和元年度 聴解 |
明日の勉強予定: | 未定 |