日本語教育能力検定試験を勉強し始めたときに困ったのは試験の内容がよくわかっていなかったことです。そこで日本語教育能力検定試験の試験内容と実際の試験の対応(というか相応?)について書いてみたいと思います。
日本語教育能力検定試験の出題範囲について
本日(20230122)現在の日本語教育能力検定試験の公式ページには令和4年度の実施要項が掲載されています。今年受験される方のための令和5年度の実施要領はまだ発表されていないようですが、ある程度は例年同じなので参考になると思います。
昨年、私が試験を受けようと決めてからこの内容を見たのですが、
まだ勉強を始めてない自分には、なにがなんだかわかりませんでした😅
一つだけ分かったのは 試験範囲がものすごく広そう! ということでした。実際に勉強を始めてからも日本語教育能力検定試験の試験範囲は広くて途方にくれました。
出題範囲については
こちらにも情報が公開されています。
日本語教育能力検定試験の出題範囲は試験Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのどれに該当する?
試験の構成は Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 3つの部門に分かれています。試験の構成はローマ数字で表され、中身の各大問は1〜9のような数字で表されるので慣れるまでちょっと戸惑いますね。
- 試験Ⅰ:原則として,出題範囲の区分ごとの設問により,日本語教育の実践につながる基礎的な知識を測定する。
- 試験Ⅱ:試験Ⅰで求められる「基礎的な知識」および試験Ⅲで求められる「基礎的な問題解決能力」について,音声を媒体とした出題形式で測定する。
- 試験Ⅲ:原則として出題範囲の区分横断的な設問により,熟練した日本語教員の有する現場対応能力につながる基礎的な問題解決能力を測定する。
このように説明がありましたがこの文章だけではテスト内容がどのようなものになるのか分かりませんでした。実際に過去問での勉強をし始めると以下のようなことが分かりました。
- 試験Ⅰの最初の問題は毎年音声記号の問題だった
- 基本、試験ⅠとⅢは問題用紙を見て答えるテスト
- 試験ⅠとⅢの難易度はややⅢの方が難しいという傾向だったが令和4年度は試験Ⅰの方が難しく感じた(個人の感想)
- 試験ⅠとⅢの出題範囲に大きな違いはないがⅢの方に時事問題が出ることが多かった(令和4年度は出なかった、と思います)
- 試験Ⅲの最後に記述問題(他はすべてマークシート問題)がある
- 試験Ⅱは問題用紙と音声を聞いて答えるテスト
こんな感じでした。最初は試験内容と実際の試験の対応が気になっていましたが細かい相応する部分については結局分かりませんでした。しかし徐々に上記に書いたような傾向なんだなということがわかってきました。結果的に試験内容と実際の試験の対応は気にしなくても大丈夫でした。
試験ⅠとⅢは同じ感じでとにかく問題を解く!試験Ⅱは聴解問題といってイヤホン必須で音を聞いて答えを導けるように繰り返し勉強をしました。記述問題の勉強は試験前の1〜2ヶ月に始める人が多かったです。まずは記述以外から勉強するのをお勧めします。
日本語教育能力検定試験 試験当日の時間割について
時間割は令和4年度の実施要項にもあるのですが、もう少し詳しい時間割について書いてみようと思います。
科目 | 内容 | 試験時間 | 試験時間(準備時間) | |
開始 | 終了 | |||
試験Ⅰ | 試験準備* | 9:50 | 10:10 | (20分) |
試験時間 | 10:10 | 11:40 | 90分 | |
試験Ⅱ | 試験準備* | 12:50 | 13:15 | (25分) |
試験時間 | 13:15 | 13:45 | 30分 | |
試験Ⅲ | 試験準備* | 14:25 | 14:40 | (15分) |
試験時間 | 14:40 | 16:40 | 120分 |
各試験時間は90分+30分+120分となっていますが、試験の前に問題用紙が配られて回答用紙に名前を記入したり受験票を確認する準備時間がそれぞれ取られています。
令和4年の受験の際に実感しましたが名前を書き終わり、受験用紙を試験官の方が確認した後はとにかくなにもできず、試験が開始されるのをシーンとした教室で待つこの時間はとても長く感じられました。
試験Ⅰと試験Ⅱの間はお昼休みで1時間10分ありますのでご飯を食べたり、気分転換に試験会場の中を散歩したりできます。
試験Ⅱと試験Ⅲの間も40分あるので女子トイレは混みますが並べば入れますので焦らず時を過ごすことができます。
今考えると、分からなくて不安なことばかりでした
昨年試験を受けようと決意してから「何がなんだか分からない😔」と、焦って気持ち的にうろうろしていた時期がありました。ですのでもし合格したらそういう方のために何か不安が解消できるようなブログを書きたいと思っていました。
ということで、今回は自分が戸惑った試験範囲と試験の構成について書いてみました。
これから受験をされる方で「こういうことが聞いてみたい!」ということがありましたら、Twitterからメッセージで聞いてみて下さい!内容によっては直接お返事したりこのブログで記事にしてなにか役に立てたらうれしい😄と思います。